デジタルアーカイブ学会誌
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特集:新型コロナウィルス感染とアーカイブ
デジタルパブリックヒストリーの実践としての「コロナアーカイブ@関西大学」
菊池 信彦内田 慶市岡田 忠克林 武文藤田 高夫二ノ宮 聡宮川 創
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ジャーナル オープンアクセス

2021 年 5 巻 1 号 p. 32-37

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抄録

本稿は、筆者を含め、関西大学アジア・オープン・リサーチセンター(以下、KU-ORCAS)の研究者を中心とした学内の共同プロジェクトとして実施している「コロナアーカイブ@関西大学」について論じている。コロナアーカイブ@関西大学は、ユーザ参加型のコミュニティアーカイブの手法を用いて、COVID-19の流行という歴史的転換期における関西大学の関係者の記録と記憶を収集している、デジタルパブリックヒストリーの実践プロジェクトである。本稿では、パブリックヒストリーという研究動向の紹介を踏まえたうえで、世界的な動向におけるコロナアーカイブ@関西大学の位置付けやその特徴、そして収集している資料の性格等について論じる。

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