デジタルアーカイブ学会誌
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事例/調査報告
災害時に発信される災害・防災情報の収集の実践と課題:2019年に発生した風水害を事例として
佐野 浩彬三浦 伸也前田 佐知子池田 千春千葉 洋平臼田 裕一郎
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ジャーナル オープンアクセス

2021 年 5 巻 3 号 p. 203-207

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抄録

災害発生時には様々な機関からインターネットを通じて数多くの災害・防災情報が発信されるとともに、時々刻々とその情報が変化し更新されていく。そのため、発信された災害・防災情報にはWebサイト上での記載がなくなり、情報そのもの自体が消失するなど、タイミングを逃すと取得できないものが出てくる。こうした災害・防災情報のデジタルアーカイブを行うことは、災害の動向を時系列で把握する上で重要である。本研究では2019年に発生した風水害を対象として、インターネット上の災害・防災情報の網羅的収集に関する実践事例を紹介し、そこで浮かび上がった課題を述べる。

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