デジタルアーカイブ学会誌
Online ISSN : 2432-9770
Print ISSN : 2432-9762
特集:ビヨンドブックの可能性
第5部:「新しい本」のつくりかた〜ボトムアップとバックキャスティング〜
渡邉 英徳
著者情報
ジャーナル オープンアクセス

2022 年 6 巻 3 号 p. 138-142

詳細
抄録

ここまでに解説してきた「Beyond Book」は、2017年から2021年に掛けて活動した、東京大学大学院情報学環における「DNP学術電子コンテンツ研究寄付講座」の成果である。この講座は、2022年度より「講談社・メディアドゥ新しい本寄付講座」としてリブートした。新講座では、これまでに得られた成果を活かしつつ、未来社会における“新たな読書体験”を提供する「新しい本」を開発し、社会実装することを目指す。そこで、「SFプロトタイピング」「アート思考」「デザイン思考」「ロジックモデル」「センスメイキング」など、ボトムアップかつバックキャスティング的な手法を取り入れた活動を開始している。本稿では「新しい本」プロジェクトの狙いと取り入れる手法・現在の状況について説明する。

著者関連情報

この記事はクリエイティブ・コモンズ [表示 4.0 国際]ライセンスの下に提供されています。
https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/deed.ja
前の記事 次の記事
feedback
Top