デジタルアーカイブ学会誌
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Print ISSN : 2432-9762
フルペーパー 研究論文
デジタルアーカイブを活用したキュレーション学習モデル:探究学習における「問い」と「資料」の接続
大井 将生宮田 諭志大野 健人大向 一輝渡邉 英徳
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ジャーナル オープンアクセス

2023 年 7 巻 1 号 p. e1-e9

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抄録

本研究の目的は、探究学習における生徒の「問い」と「資料」の接続を支援する学習モデルを開発することである。その手法として、生徒自身の「問い」を起点とした「キュレーション学習」を提案する。また、分野横断型検索プラットフォーム「ジャパンサーチ」の検索機能と協働キュレーション機能を「キュレーション学習」における協働的な資料収集と「問い」の構造化を支援する空間として活用する。この手法を用いて、中学校において継続的な授業実践を行ない、生徒のリテラシー変容を分析する。その結果、学習成果物に対する評価点が有意に上昇し、生徒の「問い」に基づいて「資料」を収集する力や「資料」をもとに考察する力が向上したことが示唆された。このことから、提案手法の効果が確認され、探究学習における生徒の「問い」と「資料」の接続を支援する学習モデルを開発することができたと考える。

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