デジタルアーカイブ学会誌
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特集:デジタルアーカイブによる文化財の展示と活用
『かはくVR』の開発の経緯とさまざまな活用、3DVR技術で展示をアーカイブすることの意味
中島 徹
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ジャーナル オープンアクセス

2023 年 7 巻 2 号 p. 86-89

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抄録

『かはくVR』は、国立科学博物館の常設展の3DVR技術で開発されたデジタルツインである。緊急事態宣言によって外出が制限された時期に、当初は、子どもたちがバーチャルに見学できるようにと、広報活動に位置付けて開発された。公開後は、活用の範囲をさまざまに広げ、内容の追加や更新を行った。本稿ではこれらを事例として報告する。博物館の展示活動が、3DVR技術によりアーカイブ化されることは重要であると考えている。

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