2025 年 9 巻 3 号 p. 108-111
本稿では、日本ケーブルテレビ連盟の業界横断型コンテンツ流通プラットフォーム「AJC-CMS (All Japan CableTV Contents Management System)」の成立背景と機能、ならびにその展開を紹介する。AJC-CMSは、地域発コンテンツの全国的な流通と有効活用を可能にする協働プラットフォームとして開発され、番組の検索性・信頼性の向上、業務効率化、収益化を実現した。またAJC-CMSを活用した共同プロジェクト「けーぶるにっぽん事業」の成功、AIや自動翻訳等の導入は、地域の魅力を全国・世界へと発信する可能性を拓き、デジタルアーカイブの価値創出に寄与している。