文化財防災センター
奈良文化財研究所
2025 年 9 巻 s1 号 p. s28-s31
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地震、台風、豪雨などの自然災害による文化財の被害は毎年のように報告されており、災害発生後における迅速な被害状況の把握は、適切な救援措置を講じる上で重要である。本研究では、文化財の位置情報と災害の影響範囲をGIS上で重ね合わせることで、被害の発生可能性の推定を支援するシステムを開発した。本稿では、システムの機能概要を示すとともに、令和6年能登半島地震における文化財の被害状況に関する分析結果を報告する。
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