独立行政法人土木研究所 水工研究グループ 河川・ダム水理チーム
国土技術政策総合研究所 河川研究部
2009 年 19 巻 1 号 p. 17-28
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近年,水需要の停滞等により常時に貯水しない流水型ダム(治水専用ダム)の計画が増加しつつあり,堆砂対策や環境保全における利点から注目されている。しかしながら,流水型ダムの放流設備では流木による閉塞が懸念されている。そこで本稿では,以前に筆者らが提案した流木対策スクリーンについて,流木密度等をより実際に近い条件とした場合の閉塞状況とそれによる放流能力への影響の検討および構造設計における必要強度設定方法に関する検討の結果を報告し,流木対策スクリーンの水理設計手法を提案する。
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