(財)河川情報センター 情報基盤整備部
(財)リバーフロント整備センター 企画部
2009 年 19 巻 1 号 p. 5-16
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日本の多くの貯水池等の水源では,長い間フォルミディウム等由来の2-MIBによるカビ臭被害を受けてきた。渡良瀬貯水池では,1990年の管理開始以来のこの問題を解決するため,10年前に早春の間水位を下げて貯水池を干し上げた。その結果,カビ臭は概ね抑制されることが確認された。さらに,干し上げによる貯水池への効果として,好気性保持や底泥からのリン溶出抑制が考えられることから,現地実験や室内実験を実施し,渡良瀬貯水池における水位低下・干し上げによる効果および他ダムへの適用について考察した。
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