国土交通省国土技術政策総合研究所 河川研究部 水資源研究室
京都大学防災研究所 水資源環境研究センター
財団法人ダム水源地環境整備センター 企画部
2010 年 20 巻 1 号 p. 6-15
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多目的ダムの洪水時の操作にあっては,迎洪水位が制限水位よりも低い場合に規定がなく,遅れ操作の発生と治水容量内における過貯留がまれに報告されている。これらの現象を未然に防止し,ダムの治水機能をより適切かつ効果的に発揮させるためには,水位放流方式によるすり付け操作の実施が有効と考えられる。本論文は,過去の実洪水データを活用して,その有効性を検証するとともに,下流河道水位上昇速度などの問題点を明らかにし,改良策を提案するものである。
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