ダム工学
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上流域からのカビ臭物質および原因藻類の流入がダム貯水池のカビ臭現象に及ぼす影響
木村 文宣本間 隆満前田 充典松川 正彦
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2013 年 23 巻 1 号 p. 39-49

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抄録
釜房ダム貯水池のカビ臭発生現象の一つの仮説として,釜房ダム貯水池の上流域に広がる水田からのPhormidium tenueを含む藍藻綱ユレモ目もしくは2-MIBの直接供給が考えられた。このことから,本研究では釜房ダム上流域の水田,下流水路,流入河川および貯砂ダムにおいてPhormidium tenue等藍藻類のバイオマスおよび2-MIB濃度を調査し,ダム上流域が貯水池でのカビ臭現象に及ぼす影響を評価した。その結果,Phormidium tenue等藍藻類もしくは2-MIBは,水田から貯水池に流下する過程で段階的に希釈され,貯水池への影響はきわめて低いことが示された。
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© 2013 ダム工学会
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