ダム工学
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報告
ダムのグラウチング技術を適用した山岳トンネルの減水対策工
古田島 信義鈴木 雅文中出 剛木佐貫 浄治
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2017 年 27 巻 3 号 p. 195-206

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抄録

北薩トンネルは,鹿児島県北薩地域と鹿児島空港を結ぶ北薩横断道路にあり,トンネル掘削中にその中央付近の100m区間から,高濃度のヒ素を含む地下水が約300t/h湧出した。そのため,ダムのグラウチング工法により減水対策工を実施した結果,40t/h以下に減水することができた。本報文は,本施工前に実施した試験グラウチングの詳細について報告するものである。

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© 2017 ダム工学会
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