前田建設工業株式会社 土木事業本部インフラ再生推進部
前田建設工業株式会社 土木事業本部施工支援部
2021 年 31 巻 2 号 p. 189-199
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流水型ダムの特徴は,河床部に放流設備(常用洪水吐等)を設けることで洪水時のみ貯留する形式である。またダムはV字谷に建設することが有利とされ,流水型ダムは放流設備を河床部に設けるため,各放流設備が狭隘な箇所に密集することとなる。つまり,遮水機能が重要なダムの品質確保を図るうえで,マスコンクリートの温度ひび割れ抑制に加え,設備の密集によるひび割れ抑制が重要であった。本報告は常用洪水吐に着目しひび割れ対策および効果について述べたものである。
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