2023 年 33 巻 1 号 p. 4-15
海外のダム事業では,カーテングラウチングにおいて,比較的均一な地質を有する場合には,経験とスキルを必要とする従来工法に代わって経済性と工期に優れるGIN工法が採用されつつある。著者らは,ラオス国の水力発電プロジェクトで,褶曲により形成された低角度弱層や複雑な水理地質構造を有するダム基礎に対し,GIN工法の利点である単一の高濃度グラウト材を採用しつつ,従来工法の利点である水押し試験により限界圧力を求めて規定圧力を調整する手法を用いたHybrid工法を提案し,本工法の適用性を検証した。