ダム工学
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濁質生産量の推定方法に関する研究
横山 勝英石川 忠晴梅田 信
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2000 年 10 巻 4 号 p. 311-322

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抄録
ダム貯水池では洪水時に流入する微細懸濁土砂 (濁質) の発生・流入・堆積挙動を把握することが貯水池管理上重要である。本研究では, 宮城県七ヶ宿貯水池で濁質に関する現地観測を実施し, 濁質挙動の現在状況を把握する手法と過去・将来の予測手法について検討し, 以下の結論を得た。濁度とSSは-価関係にあり, 濁度モニタリングによって濁質流入状況を常時把握できる。流域における濁質生産速度と降雨強度との関係を定式化し, 降雨時系列から-洪水ごとの濁質フラックスを算定するモデルを作成した。
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© 一般社団法人ダム工学会
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