ダム工学
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確率論的変形解析によるダム基礎設計の基礎的検討
山口 嘉一赤松 利之
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2002 年 12 巻 1 号 p. 27-45

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抄録
確率論的変形解析により, フィルダム基礎岩盤の変形係数のばらつきがダム築造に伴う基礎岩盤表面の沈下量や伸び方向のひずみの評価に与える影響度合を検討し, 決定論的手法によるダム基礎設計を前提とした場合の適切な変形係数の設計値決定方法について考察した。その結果, 所定の信頼性を確保したうえでダム基礎の変形に関する設計を行うために, 入力物性値となる変形係数をμ-ασ (μ: 平均値, σ: 標準偏差) として, 係数αを各種ばらつきモデルおよび評価項目に応じて決定した。
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© 一般社団法人ダム工学会
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