ダム工学

RCD工法における連続打設に向けた基礎的研究

鈴木敦, 加納茂紀, 原稔明

2002 年12 巻1 号 p. 4-16
発行日: 2002/03/15
公開日: 2010/04/30

DOIhttps://doi.org/10.11315/jsde1991.12.4

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本論文では, コンクリート自身の結合する力を最大限活かすことにより, RCD工法におけるグリーンカットや敷きモルタルを極力省略し, 施工速度向上および省力化を実現することを目標として, 打継面処理を無処理とした場合の打継時間とせん断強度との関係を室内試験により確認した。その結果, 走査電子顕微鏡では水和反応に性状変化がみられない打継時間が数時間程度の場合でも, 打継間隔が広がるにつれて打継面のせん断強度が均一部と比べて大きく低下することが明らかとなり, 配合面や締固め手法からの検討が必要であることが確認された。

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フィルダム監査廊への適用を目的とした鋼繊維補強コンクリートの物性評価

原夏生, 赤坂雄司, 浅野勇, 向後雄二

2002 年12 巻1 号 p. 17-26
発行日: 2002/03/15
公開日: 2010/04/30

DOIhttps://doi.org/10.11315/jsde1991.12.17

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フィルダム監査廊の施工の合理化, 安全性の向上を図ることを目的として, 従来の鉄筋コンクリート構造に代えて鋼繊維補強コンクリートの適用を図るために, 物性評価方法等を検討した。使用する鋼繊維の種類や混入量の違いによる引張特性を把握し, 梁高さを変えた曲げ強度試験結果と実大規模の監査廊模型の載荷試験を実施し, 破壊エネルギーを考慮した非線形有限要素解析により, 寸法効果を含む鋼繊維補強コンクリートの挙動が評価できることを明らかにした。

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確率論的変形解析によるダム基礎設計の基礎的検討

山口嘉一, 赤松利之

2002 年12 巻1 号 p. 27-45
発行日: 2002/03/15
公開日: 2010/04/30

DOIhttps://doi.org/10.11315/jsde1991.12.27

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確率論的変形解析により, フィルダム基礎岩盤の変形係数のばらつきがダム築造に伴う基礎岩盤表面の沈下量や伸び方向のひずみの評価に与える影響度合を検討し, 決定論的手法によるダム基礎設計を前提とした場合の適切な変形係数の設計値決定方法について考察した。その結果, 所定の信頼性を確保したうえでダム基礎の変形に関する設計を行うために, 入力物性値となる変形係数をμ-ασ (μ: 平均値, σ: 標準偏差) として, 係数αを各種ばらつきモデルおよび評価項目に応じて決定した。

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跳水現象を利用した分水施設の試み

服部龍雄, 甲斐史朗, 廣田泰久, 高田保彦

2002 年12 巻1 号 p. 46-54
発行日: 2002/03/15
公開日: 2010/04/30

DOIhttps://doi.org/10.11315/jsde1991.12.46

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放水路計画などで分流地点より下流の現川へ, 河川流量が小さい間はできるだけ多くの流量を下流に流し, 逆に流量が多くなれば分水量を極力抑制するような流況が求められることが多い。このたび, ゲートレスでかつ上記流況に応える分水施設として跳水現象を発生することにより流量に応じて分水量が限定される分水構造を提案した。本報告は, 検討の過程および水理模型実験での確認の状況を取りまとめたものである。

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2001年1月13日エルサルバドル沖地震によるLAS COLINAS地すべりの教訓

小長井一男, Jörgen JOHANSSON, Paola MAYORCA, 山本哲朗, 宮島昌克, 渦岡良介, Nel ...

2002 年12 巻1 号 p. 55-66
発行日: 2002/03/15
公開日: 2010/04/30

DOIhttps://doi.org/10.11315/jsde1991.12.55

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エルサルバドルは2001年初頭の1カ月の間に立て続けに2つの地震で大きな被害を受けた。最初の地震は1月13日にエルサルバドル沖に発生し, およそ108,000の家屋被害と少なくとも944名の死者が報告されている。その半数以上はLas Colinasの一箇所の地すべりによるものであり, 火山性砕屑物が崩壊した場合の凄まじさを如実に物語ることになった。本報告は土木学会エルサルバドル地震被害調査団 (団長: 筆頭著者) の英文報告書から地すべりの部分に焦点を当て, これに詳細な検討を加えたものである。

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ダム貯水池の堆砂および濁水に関する調査報告 (II)

ダム工学会維持管理研究部会

2002 年12 巻1 号 p. 67-81
発行日: 2002/03/15
公開日: 2010/04/30

DOIhttps://doi.org/10.11315/jsde1991.12.67

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お詫びと訂正

2002 年12 巻1 号 p. 82
発行日: 2002年
公開日: 2010/04/30

DOIhttps://doi.org/10.11315/jsde1991.12.1_82

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