ダム工学
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高濃度-層流注入型グラウチング工法の提案
前原 雅幸齋藤 敏明菊地 宏吉小林 隆志
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2004 年 14 巻 4 号 p. 226-236

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抄録
HTLP工法は, 上野ダムの基礎処理工事への適用によって, 従来工法と比較して注入時間が短縮され, 効率的であることが検証された. しかし, ある程度以上のルジオン値では注入時間短縮効果が認められない問題点も明らかとなった. さらにOダム, Tダムにおいても上野ダムと同様の結果が確認されたことから, HTL, P工法の高透水部への適用性改良に取り組んだ. 本論文は, この結果に基づき改良工法である「高濃度一層流注入型グラウチング工法 (HTLF工法) 」を提案するものである.
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© 一般社団法人ダム工学会
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