日本透析医学会雑誌
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短報
Cinacalcet hydrochlorideの投与間隔を延長することによりコントロールしえた二次性副甲状腺機能亢進症の2症例
小坂 直之川口 良人長谷川 俊男白井 泉岡田 秀雄細谷 龍男
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2009 年 42 巻 5 号 p. 369-372

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抄録

維持透析患者(85歳・女性・腹膜透析,73歳・男性・血液透析の2例)の二次性副甲状腺機能亢進症に対してcinacalcet hydrochloride 25mg 1日1錠の投与を行ったが,iPTHの低下とともに低カルシウム徴候を認めたために,対策として同薬1日1錠隔日投与あるいは週3回の血液透析後投与に変更したところ,低カルシウム徴候を認めることなく二次性副甲状腺機能亢進症を抑制しえた.

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© 2009 一般社団法人 日本透析医学会
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