日本透析医学会雑誌
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特集:AKI
小児におけるAKIと急性血液浄化療法
北山 浩嗣
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2018 年 51 巻 2 号 p. 167-173

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抄録

AKI診療ガイドライン2016の中で, 小児のAKI診断基準については, KDIGOの診断基準を推奨している. 新生児に対しても新生児修正KDIGOの診断基準が考案され, 報告が出始めている. 早期にAKIを診断したら, 急性血液浄化療法の適応を, 絶対・相対適応とともに, 尿中バイオマーカー, %FO (体液過剰率) やrenal angina index, 臨床情報などから総合的に評価して検討する. 新生児・小児に対して, 体外循環による急性血液浄化療法を行うことが, 技術的に可能となっている. 新生児に対してもガイドラインが出版され報告も増えてきている. AKI・急性血液浄化療法の医療を行う際は, チーム医療が必須であり, 重篤な障害や予後不良な新生児・小児症例が存在し, 患者, 家族, 看護師, 複数科の医師, 複数職種で, よく話し合って治療方針を決定していく必要がある.

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© 2018 一般社団法人 日本透析医学会
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