日本透析療法学会雑誌
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副甲状腺摘出術後に低身長の改善を示したShrinking man syndromeの1例
進藤 亨佐藤 哲也佐々木 環山田 昌彦平野 宏大沢 源吾
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1991 年 24 巻 8 号 p. 1197-1200

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抄録
血液透析8年目の34歳男性患者に, 約23cmの身長低下を伴う二次性副甲状腺機能亢進症を認めた. この症例に対し副甲状腺摘出術を行い3年間経過観察した結果, 約3cmの身長回復および異所性石灰化の部分的消失が認められた. 本症における身長の回復は脊椎後彎度の軽減によるものと考えられた.
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© 社団法人 日本透析医学会
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