日本透析療法学会雑誌
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透析患者の内シャント造設における超音波ドプラ検査の有用性
堀見 博之長谷川 嗣夫草野 英二浅野 泰
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1993 年 26 巻 9 号 p. 1521-1524

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抄録
血液透析患者において内シャントの閉塞は重大な合併症のひとつである. 閉塞による再手術は患者に対し精神的, 肉体的苦痛となる.
我々は新規血液透析導入患者でTabaciére内シャント造設を予定した2症例に対し, 術前に超音波検査で両側手根部の橈骨動脈の血流を測定し, その測定結果がシャント造設部位決定の補助的手段として有用なことを確認した.
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© 社団法人 日本透析医学会
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