日本透析医学会雑誌
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高齢透析患者および障害を持つ透析患者の施設入所について
小野 満也澤 仁子長谷 蔦枝小林 和男水間 順子宮沢 初江小池 桃子池添 正哉山口 博佐藤 博司
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1995 年 28 巻 12 号 p. 1513-1517

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抄録
当院の血液透析患者中, 高齢および精神身体に障害をもつ患者は, 昭和62年には22例 (血液透析患者98例中22.5%), 平成5年には43例 (120例中35.8%), 平成6年には47例 (140例中33.6%) と増加しており, 血液透析に通院することが困難な患者のうち, 6例が4つの施設に入所していた. 施設のスタッフ85名に対してアンケート調査を行ったところ, 透析患者に対して74%が「食事・水分管理」「緊急時の対処」「シャント管理」などに不安を感じており, 「通院送迎」も負担と感じていた. すべての施設で事前に勉強会が開かれていた. 通院困難な血液透析患者は, 入院生活を送るよりも, 老人ホームなどの施設に入所しながら透析に通院するほうが生活の質は高い場合も考えられ, 透析患者の施設入所は重要であると思われる. そのためには病院と施設とが緊密な連携を保つ必要があると思われた.
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© 社団法人 日本透析医学会
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