抄録
あらゆる疾患の中で,アルツハイマー型認知症の薬剤貢献度,治療満足度は最低である.老
化にともなう病変であるならば,その制御が容易でないことはうなずけるものの,米国を中心に老化
現象についてすら精力的に研究し克服しようとする動きがある.発達障害脳と精神病・脳変性(認知
症)の関連,今までは認知症と認識されていなかった変性疾患における認知症症状など認知症を取り
巻く複数の因子を考慮しながら,いままでの常識(主に薬剤)とは異なる方法(栄養学,波動医学,
細菌・ウイルス感染予防など)を柔軟に取り入れてゆくことで,高い壁を乗り越えていきたいもので
ある.そのための戦力を提示する.