電子教科書のフォーマットは電子書籍の実質的な世界標準規格であるEPUB3、そして将来的にはEPUBを教育用に拡張したEDUPUBが主流となることが予想される。しかし本発表ではこれらとは異なる手段である「データベースソフトを使用した電子教科書」を提案したい。データベースの長所は「データそのもの」と、それを表現する「レイアウト」が別のものとして定義され、同一データを様々な形式で提示できる点にある。そして検索機能を用いることで、特定の条件に合致するデータだけを提示することも容易に行える。これは「教員がデータの中から見せたいものを組み合わせて、見せたいレイアウトで提示することが可能になる」ことにもつながる。