中学1年理科の授業でiPadを活用した。iPadを実験グループに1台用意した。透明な水槽に水を入れて、その中にコインを入れると、コインが2枚あるように見える。この現象を他者に分かりやすく説明することに必然性を持たせるため、「このトリックを見抜き、周りの人に教えなさい」という課題として与えた。
生徒たちは、グループで繰り返し実験し、繰り返し議論をしながら資料を作成していた。
iPadを活用したことで、資料作成・修正、操作方法の指導などにかかる時間を削減することができた。そのおかげで、実験方法の検討、実験実施、考察にかける時間を多くすることができた。
その結果、生徒は周りの人に教えることができるぐらいにまで理解が深まり、自作教材で教えることができた。
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