博物館学習におけるICTの活用可能性

抄録

本発表では、博物館学習におけるICTの活用可能性について、ドイツのデジタル学習研究所がベルギーのラアーレン製陶博物館と協働で開発した博物館アプリケーション、mGuideを例に検討する。このアプリケーションは、そのコミュニケーションの方式をデジタル教科書にヒントを得たものであり、開発も、生徒が関わる教育プロジェクトとして行われた。事例を詳細に検討することを通して、学校における学びと博物館における学びをつなぐような、ICTの可能性を明らかにすることが可能になると考えられる。