主催: 日本デジタル教科書学会
後援: 文部科学省, 京都府教育委員会, 京都市教育委員会, 京都大学大学院教育学研究科教育実践コラボレーション・センターE.FORUM, 京都大学学術情報メディアセンター Learning and Educational Technologies Research Unit(緒方研究室)
会議名: 2020年度日本デジタル教科書学会年次大会
回次: 9
開催地: 京都/オンライン
開催日: 2020/08/10 - 2020/08/11
本研究では,令和2年度から使用されている小学校第5学年社会科の教科書に用いられているグラフ149件を表現形式ごとに分類した.最も多く確認されたグラフの表現形式は棒×折れ線の複合グラフ26件であった.区分表示の数が多いグラフが76件,異なる表現形式を組み合わせたグラフが30件であった.このことから,第5学年社会科では,紙の教科書であってもグラフから情報を取り出すことが容易でない可能性が示唆された.各教科の学習者用デジタル教科書には,区分表示別の表示などによってグラフからの情報の取り出しを支援する機能が期待される.