心電図
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第30回日本心電学会学術集会 学術諮問委員会提言シンポジウムより 虚血と不整脈
急性冠症候群に伴う不整脈とその対処
佐藤 明
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2014 年 34 巻 2 号 p. 108-117

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抄録
急性冠症候群(ACS),特に急性心筋梗塞(AMI)においては,速やかに適切な治療を必要とする多彩な不整脈が合併する.AMIに合併する心室細動(VF)は,心臓突然死のなかで最も頻度が高い疾患である.近年,coronary care unit(CCU)の普及および早期収容による不整脈の心電図モニタリング,致死的不整脈に対する適切な治療によって,AMIの院内死亡率は減少している.また,心電図における早期再分極がACSの心室頻拍(VT)/VFの発症に寄与していることが報告され,AMI症例にて発症前の12誘導心電図を評価できた連続220症例において,早期再分極の存在がVT/VFの発症の独立した危険因子であった.AMIに対する緊急冠動脈インターベンション(PCI)治療を行う機会が多いインターベンション医は,ACSに伴う不整脈の対処法を習得するとともに,不整脈専門医との密な連携を図り,致死的な不整脈に対して最善の治療を施すべきである.早期の冠血行再建術が普及した時代においても,致死的不整脈の早期発見と早期治療が患者の予後を改善させるためにも重要である.ACS,特にAMIに伴う各種不整脈について臨床的背景,診断および治療について記述した.
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© 2014 一般社団法人日本不整脈心電学会
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