心電図
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T波のコンピュータシミュレーションとventricular gradient (心室較差)
堤 健
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2001 年 21 巻 2 号 p. 109-117

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抄録
T波のシミュレーションに必要な知識につき解説した, 特にT波のシミュレーションの歴史から重要と思われる研究を概説し, 問題点を指摘した.T波の構築には, 心筋内の活動電位持続時間 (APD) 分布が一次的な意味をもつが, 現在でも心筋内APD分布は不明である.そこでこの方面の最近のtopicsであるM cellの問題について, simulation modelを用いて検討を加えた.本稿ではT波構築の基本となる文献を選択し解説することにより, 今後T波のシミュレーションを目指す研究者の道程となることを目的の1つにした, 今後simulation modelを発展させるためには, 病的状態についての基礎電気生理学的研究の進歩とさらに高容量computerの普及が必要であろう.
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© 一般社団法人日本不整脈心電学会
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