工学教育
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創造性と国際性を目指した工学教育の試み
清水 優史
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1998 年 46 巻 1 号 p. 21-25

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抄録
著者は過去8年学生の創造性と国際性を高めることを目的とした,講義と国際デザインコンテストを,世界6ケ国の大学と協力して実施してきた。エンジニアが創造的であるためには,自ら情報を集め,考え,決定する,自立型である必要がある。周りの流れに依存する依存型の学生を,自立型に変える為には,物作りを取り入れた講義で「誰も正解を知らない問題」に挑戦させることは有効である。現在世界の6大学で協力してこのような講義を実施している。また同時に学生に国際化の重要性を認識させるために,講義を受けた学生の代表を集め国際チームを作り,約2週間協同でマシンを設計,制作させる国際デザインコンテストを実施し,効果を上げている。
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© 公益社団法人 日本工学教育協会
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