日本の産業活動の国際化に伴い、中堅技術者あるいは入社して間もない若手技術者にも、他との意志伝達技術として、これまでより一段と高いレベルの英語力が求められる。特に、技術者には、日常的な会話能力ばかりではなく、技術報告書、各種取扱い説明書やマニュアル、特許関連文書など工業技術者に特有の文章の英語表現能力、さらにはプレゼンテーション能力のような多面的英語力が求められる。三菱重工(株)では今般社内研修教育として、中堅技術者を受講対象にして2回の短期集中英語教育講座を行った。この講座の具体的内容、運営方法、反省点などについて紹介する。この講座の運営において"電子化教室"の活用は極めて有益であった。