工学教育
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日本的討論法としての'和而不同討論法'とその相互研鑽効果
島田 彌
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2000 年 48 巻 3 号 p. 2-7

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抄録
主張の否定を人格の否定と受け止め易い日本人に対する適切な討論法として,(1)先ず同意点を確認して人格を受容し,(2)次いで不同意点を抽出,不同意の理由を明確化し,(3)それに基づき止揚する,「和而不同討論」を提案し,企業研修の討論でその有効性を確認した.この方法は日本人社会の特徴を活かした「集団による知識の創造法」としても有用であると考えられる.
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