工学教育
Online ISSN : 1881-0764
Print ISSN : 1341-2167
ISSN-L : 1341-2167
48 巻 , 3 号
選択された号の論文の8件中1~8を表示しています
  • 島田 彌
    2000 年 48 巻 3 号 p. 2-7
    発行日: 2000/05/31
    公開日: 2009/04/10
    ジャーナル フリー
    主張の否定を人格の否定と受け止め易い日本人に対する適切な討論法として,(1)先ず同意点を確認して人格を受容し,(2)次いで不同意点を抽出,不同意の理由を明確化し,(3)それに基づき止揚する,「和而不同討論」を提案し,企業研修の討論でその有効性を確認した.この方法は日本人社会の特徴を活かした「集団による知識の創造法」としても有用であると考えられる.
  • 飯野 弘之
    2000 年 48 巻 3 号 p. 8-15
    発行日: 2000/05/31
    公開日: 2009/04/10
    ジャーナル フリー
    工学部学生に対し社会の中での技術者の役割を理解させる「社会と技術者」という授業を開発し.11学期で約2000名に実施したので報告する.この授業の目的は.学生にこれからの社会が要求する技術者の職能.倫理と大学での人間形成の重要性を説明し.大学で学ぶ心構えを自ら考え理解させようとするものである.講義を行うだけでは学生自身に考えさせることが難しいことから.学生にレポート課題を与え.最近の社会の変化を自ら勉強させ自分の人生を考えさせ思考力.表現力を付けさせることに主眼をおいた.最近の社会の動きから技術者の仕事の中味や倫理まで広汎な問題を扱う多忙な授業であるが学生めアンケートでは良好な結果を得ている.
  • 足立 勝重, 竹口 知男, 三村 孝
    2000 年 48 巻 3 号 p. 16-20
    発行日: 2000/05/31
    公開日: 2009/04/10
    ジャーナル フリー
    機械工学に関する教育の原点はモノ作りから始まるといっても過言でない.モノ作りを体験することによって,想像力が養われ,それが経験となり自信となる.しかしながら,これまでに体験していない学生にモノを作らせることは興味を引き起こす点で意義がある.しかしモノ作りそのものが面白くなって,それが工学教育すべてのように錯覚することがしばしば見受けられ考えさせられる.このような状況から,工学教育にふさわしいモノ作りとは何か,学生に興味をひき,実利感の味わえるテーマとは何を指すのか模索してきた.本稿ではモノ作りの実践例として,ロボットハンドの製作に関するモノ作り教育の事例を述べる.
  • 木村 友久
    2000 年 48 巻 3 号 p. 21-28
    発行日: 2000/05/31
    公開日: 2009/04/10
    ジャーナル フリー
    本報告は,情報創造型知的財産権教育の実践例紹介を目的にしている.始めに,特許電子図書館から情報を取得して当該情報を加工した後にデータベース教材を構築する教育方法を紹介する.平成9年に一方向の講義形式授業で実施した学生アンケートと今回実施したアンケート結果を比較したところ,学生の積極性を表す指標について顕著な改善が判明した.また,研究室における授業風景インターバル撮影9918画面を精査したところ,教官が何らの指示をしていないにもかかわらず授業中に1人の学生に対して平均0.29人から1.13人の学生が教授側に回り相互に教え合う共同学習効果が確認された.
  • 押尾 勝平, 船津 義久
    2000 年 48 巻 3 号 p. 29-32
    発行日: 2000/05/31
    公開日: 2009/04/10
    ジャーナル フリー
    近年,企業内教育においてネットワーク環境を活用した教育形態が充実してきている.富士通では,ラーニングテクノロジを応用した教育形態を充実するとともに,集合教育との融合化を実現することで,より効果的な従業員育成の環境を整備しつつある.ラーニングテクノロジの応用として,ライブデイスタンスラーニング,WEB対応自己学習環境,およびWEB対応セルフアセスメント環境を紹介する。
  • 浅井 文男
    2000 年 48 巻 3 号 p. 33-37
    発行日: 2000/05/31
    公開日: 2009/04/10
    ジャーナル フリー
    LANDSATに代表される地球観測衛星が撮影した衛星画像が広範な分野においてさまざまな実務に利用される今日,衛星画像処理教育の重要性は非常に高くなったと言える.筆者はTMSAT-1の衛星画像とフォトレタッチソフトを使用する基礎的な画像処理実習を考案し,教育的な有効性の評価を試みた.この実習の特徴はコストの面から容易に授業に取り入れられることである.
    本稿ではTMSAT-1の画像データの詳細,実習の内容および利点と問題点を報告する.
  • 古野 二三也
    2000 年 48 巻 3 号 p. 38-43
    発行日: 2000/05/31
    公開日: 2009/04/10
    ジャーナル フリー
    職業能力開発大学校と神奈川工科大学において,工学倫理に関する3種類の方式の授業を実施した.即ち「随時組込方式」は,通常の工学専門科目の中に工学倫理に関する内容を随時組み込む方式,「集中講義方式」は,工学倫理を主テーマにして短期間に集中的に実施する方式,「独立科目方式」は,工学倫理に関する独立した科目を開講して,半年ないし通年で実施する方式である.
    実施したこれら3方式の授業の構成と内容を報告し,3方式を比較評価し,各々の利点と欠点を明らかにした.
  • 能登原 祥之, 石井 淳二, 田邊 達雄, 川尻 武信, 周藤 剛士, 岡中 正三
    2000 年 48 巻 3 号 p. 44-47
    発行日: 2000/05/31
    公開日: 2009/04/10
    ジャーナル フリー
    呉工業高等専門学校(KNCT)とハワイ大学マウイコミュニティカレッジ(MCC)との共同研究の協定に基づき,現在,Eメールを通した国際交流のための適切な授業運営,またその授業のカリキュラム上の位置付けを模索している.田邊他[1]では,このプロジェクトに対する印象についてKNCT側の学生の反応に絞って報告させていただいた.本論では,同じ観点からMCC側の学生(13名)の印象を調べて報告している.各結果は質問項目に応じて吟味している.最後に,今後の課題を提示して本論を締めくくっている.
feedback
Top