教育医学
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ラットの腓腹筋とヒラメ筋の線維タイプにおける筋核数、横断面積及び核当たり筋細胞質量の関係について
鈴木 石松, 小宮 秀明, 前田 順一
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2013 年 59 巻 2 号 p. 129-138

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抄録
 本研究は,ラットの腓腹筋とヒラメ筋の筋種別,線維タイプ(ミオシン重鎖(MHC))別における線維横断面積(CSA),筋核数及び核当たり筋細胞質量の関係を分析した.筋線維のCSA,筋核数及び核当たり筋細胞質量は,共焦点レーザー顕微鏡を用いて測定した.  筋種別における筋核数の比較は,ヒラメ筋でMHC I,I+Ⅱa,Ⅱaの順で,腓腹筋ではMHCⅡd/x,Ⅱa,Ⅱbの順に多かった.しかしながら,核当たりの筋細胞質量の比較では,ヒラメ筋はMHCⅡa,I+Ⅱa,Iの順で,腓腹筋ではMHCⅡb,Ⅱd/x,Ⅱaの順に多かった.これらの結果から,ヒラメ筋のMHCIと腓腹筋のMHCⅡd/xは,ほかの線維タイプより筋細胞質量の代謝回転率が高いことが考えられる.  それぞれの筋線維タイプで,CSAと筋核数,CSAと細胞質量との間に有意な相関が認められた.またヒラメ筋のCSAと筋核数との相関は腓腹筋のそれより高く,腓腹筋のCSAと筋細胞質量との相関はヒラメ筋のそれより高い.これらのことから,ヒラメ筋の線維横断面積の変化は,筋核数に強く依存し,腓腹筋の線維横断面積は筋細胞質量に強く依存する特徴があるため,筋線維サイズの調節仕組みは,筋種間によって異なる機序が存在すると示唆された.
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2013 日本教育医学会
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