日本環境感染学会誌
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症例報告
インフルエンザ予防バンドル導入とフローチャートによる対策可視化による効果
鈴木 佳子松永 康二郎
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2018 年 33 巻 4 号 p. 173-181

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抄録

例年,インフルエンザの発生が想定される10月頃より医療機関等において予防策の取組みが強化されているが,A病院においては平成26年第2週,インフルエンザ発症者が同一フロアで10%を超え,アウトブレイクした.この経験を活かし,予防と初期対応の二つに焦点を絞り,先ずは,職員への啓発活動を各月毎にバンドル化し,各部署に「インフルエンザ予防策カレンダー」として周知した.次に,発熱者への対応の標準化をすすめるため,対応をフローチャート化した.平成26年度は,1部署で水平感染は認められたが他部署へ拡大せず収束し,平成27年度は,前年度の教訓から患者同士の交流制限等をバンドルへ追加し,アウトブレイクなしの結果を得た.

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© 2018 一般社団法人 日本環境感染学会
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