日本環境感染学会誌
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原著
一般環境におけるエアーサンプラーを使用した空気浮遊菌の分布調査
松木 美貴眞野 容子古谷 信彦
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2019 年 34 巻 3 号 p. 141-146

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抄録

空気中に浮遊したエアロゾル・飛沫の内部には,細菌,真菌,ウイルスといった病原体が含まれている.今回,エアーサンプラーを使用し,ヒトが活動している状態においての空気浮遊菌の分布状態を調査した.

一般環境(大学内)12ヵ所で調査した結果,すべての場所で空気浮遊菌が検出された.CNS,Micrococcus spp.,Corynebacterium spp.,Bacillus spp. が75%以上の場所で検出され,これらは皮膚常在菌として検出される菌と同一の菌種であった.また,約25%(3ヵ所)でmethicillin sensitive Staphylococcus aureus(MSSA)が検出された.

実習室にて在室人数(1~40人)による空気浮遊菌数の変化を調査した結果,実習前に比べ,実習中は総菌数が9倍に増加した.増加に関与した菌はCNS,Micrococcus spp. であった.空気浮遊菌数が最も多かった実習中にMSSAが検出された.

今後,病院環境においてもエアーサンプラーによるサンプリングを実施し,空気浮遊菌の分布状態を調査する.

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© 2019 一般社団法人 日本環境感染学会
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