環境感染
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メチシリン耐性黄色ブドウ球菌 (MRSA) に対する各種消毒剤の殺菌力
高橋 孝行, 松本 文夫, 増田 久子, 高崎 中夫, 谷藤 正明, 坂上 吉一, 横山 浩
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1989 年 4 巻 2 号 p. 25-31

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抄録
臨床材料から分離されたMRSA19株を用いて, in vitroで各種消毒剤の殺菌力を比較した.殺菌力は塩化ベンザルコニウム (BAC) およびポビドンヨード (PVP-1) が強く, グルコン酸クロルヘキシジン (CHG) およびアルキルジアミノエチルグリシン (TG) は弱かった.BACにエタノール (10~30%), または炭酸ナトリウム (0.01%) を添加することにより, 殺菌力は大幅に増加した.
今回の殺菌力試験の結果より, 消毒剤によるMRSAの感染防止対策として, 次のことが考えられる.
1. 手指消毒剤としてBACを単独で用いる時は濃度0.25-0.5%が, またBAC濃度を0.1%で用いる時はエタノール濃度を30%添加することが必要である.
2. 院内環境消毒剤および医療器具の消毒剤として, BACを単独で用いる時は濃度0.25-0.5%が, またBAC濃度を0.1%で用いる時は炭酸ナトリウム (0.01%) を添加することが必要である.
3. 創傷部位および手術部位の消毒にはPVP-1が適当なものと考える.
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© 日本環境感染学会
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