抄録
背景:新型コロナウイルス(COVID-19)によるパンデミックによって外来診療を維持することが困難な中、電話再診システムを構築した。方法:電話再診を円滑に行うことができるためのWebサイトを構築し、申し込み内容を各診療科別に出力するようにした。また、各外来担当医師がハンズフリーで患者と電話で話しながらカルテを記載できるようにもした。結果:2020年3月から2021年10月までに電話再診の申し込み累計は病院全体で40088件であった。そのうち精神科は7857件であり、全体の19.6%を占めた。考察:精神科医療における遠隔診療の有用性はこれまでにも報告されてきているが、実際に電話再診を実際に行うことで精神科医療と遠隔診療の親和性を確認することができた。また、システム構築において、平時からの多職種連携の重要性を再確認することとなった。