2024 年 4 巻 3 号 p. 145-148
【目的】救急救命士が執筆した学術論文を調査し,救急救命士による研究活動について,現状の把握と課題の検討を行うことを目的とする。【方法】2001~2022年の間に執筆された学術論文で,救急救命士が筆頭著者であるものを検索,抽出し,それらに対して記述統計を行った。【結果】183編の学術論文が抽出された。調査期間中の論文数は年々増加しており,2022年には21編の学術論文が認められた。著者の所属区分では消防機関,大学教員および大学院生の順に多かった。論文区分は原著が最多であり,研究の種類は大部分が量的研究であった。【結論】救急救命士による学術論文数は年々増加している。今後,研究活動のさらなる発展のために,研究職としての大学教員がその役割を果たすことが重要となると思われる。