日本臨床救急医学会雑誌
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調査・報告
電子カルテシステムに連動した救急外来トリアージツールの作成
松原 康博石飛 奈津子山森 祐治新納 教男越崎 雅行森 浩一石田 亮介
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2014 年 17 巻 3 号 p. 453-460

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抄録
近年の救急外来におけるトリアージの重要性に対する意識の高まりと,平成24年度より院内トリアージ実施料の診療報酬算定が可能になったのを機に,電子カルテシステムに連動した救急外来トリアージツールを作成した。院内トリアージ実施料の算定要件を満たすこと,トリアージの労務量を増加させないことを念頭に,JTASに準拠して,従来紙運用で行ってきたトリアージ基準および手順を整理した。携帯端末に表示される救急外来診療状況一覧のトリアージ編集タグから初期トリアージ画面を開き,入力を開始する。まず重症感の有無,気道,呼吸,循環,意識の異常,次に主訴,血圧,呼吸数,GCS(グラスゴー・コーマ・スケール),体温,既往歴,常用薬,アレルギー,最後に疼痛スコア,出血リスク,高リスク受傷機転,包括的指示についてそれぞれの入力画面より入力する。再トリアージも行え,携帯端末に入力した結果は電子カルテに自動的に反映される。電子カルテの後利用システムによってデータ収集が容易であり,院内トリアージ実施料の算定要件のうち最も手間を要する事後検証が適切に実施できる。
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© 2014 日本臨床救急医学会
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