日本臨床救急医学会雑誌
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症例報告
超高齢者の高度低体温症の1例と当市における低体温症例の現状
吉田 定義, 八坂 剛一
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2014 年 17 巻 6 号 p. 805-808

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抄録
独居の90代女性が,自宅の庭で倒れているのを居宅介護サービスのヘルパーにより発見され,呼名反応がないため救急要請となる。接触時,意識レベルJCS 200,呼吸数24/分,SpO2 は測定不能。脈拍数36/分,橈骨動脈で微弱に触知。血圧測定不能。体温は,一般に使われている体温計に比べ測定範囲が広い体温計を使用することで,腋下温22.8℃と数値化ができた。発見したヘルパーによると,傷病者の日常生活動作は良好であったため,高度低体温症と判断して高次機能を有する二次医療機関へ搬送した。積極的加温治療により,第2病日には自力による食事摂取が可能となり,4カ月後には自力にて車椅子移乗可能な状態まで回復した。当市では,今回使用した電子体温計を導入したことにより,低体温状態を数値化することが可能となり,適切な医療機関選定につながり,一定の効果があったと評価できる。
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© 2014 日本臨床救急医学会
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