日本臨床救急医学会雑誌
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調査・報告
救急看護師の首尾一貫感覚(Sense of Coherence)の 特徴とその関連要因
牧野 夏子伊藤 美智子門間 正子中村 美穂
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2015 年 18 巻 3 号 p. 499-505

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抄録
目的:救急看護師の職務継続の基礎資料として,救命救急センター4施設に勤務する看護師を対象に,ストレス対処能力を測定する首尾一貫感覚(Sense of Coherence,以下SOCと略す)を調査し,その特徴と関連要因を明らかにする。方法:救命救急センター4施設に勤務する看護師190人に郵送法で無記名自記式質問紙調査を行った。調査項目は,基本的属性と救急看護に携わることへの希望の有無,救急看護に対するやりがいの有無,SOCで構成し,比較検討した。結果:SOC総得点およびSOCの下位概念は,年齢,経験年数,性別,職位,所属部署,救急看護に携わることへの希望の有無による差異は認めなかった。一方,救急看護にやりがいを感じている看護師はSOCの下位概念である「有意味感」が高値であった。結論:救急看護師のSOCは,救急看護に対するやりがいの有無がSOCに関連していることが明らかになり,救急看護に対するやりがいやストレス対処能力の形成,強化ができるような体制構築の必要性が示唆された。
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© 2015 日本臨床救急医学会
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