日本臨床救急医学会雑誌
Online ISSN : 2187-9001
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原著
中規模病院の定期的なプロアクティブラウンドによるRRSの試み
藤原 紳祐小野原 貴之河上 ひとみ
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2018 年 21 巻 1 号 p. 6-11

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抄録

目的:2011年12月より嬉野医療センターにRapid Response System(以下,RRS)を導入したが,Medical Emergency Team(以下,MET)起動件数は思うように増えなかった。対策の一つとして一般病棟へ出向いてラウンドする活動も加えることで徐々に起動数が増加した。定期的なプロアクティブラウンドのRRSにおける有用性に関して評価を行った。方法:METを要請するRRSを導入した時期をO期,定期的なラウンド形式のRRSも取り入れた時期をT 期として後方視的に比較検討した。結果:T期では,MET起動件数が有意に増加し,ICU外心肺停止数,予定外ICU入室数,院内死亡数の有意な減少が見られた。結論:人的資源の限られる中規模病院では,十分なMET起動件数が得られないことがある。定期的なプロアクティブラウンドを行うことでRRSの認知を広め,成熟したRRSを構築できる可能性がある。

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© 2018 日本臨床救急医学会
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