日本臨床救急医学会雑誌
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調査・報告
集中治療室常駐薬剤師による薬物療法適正化への寄与およびプロトコルに基づく処方支援における医師の評価
篠﨑 浩司稲野 祥宗竹内 美由紀尾崎 洋介仲村 将高仲佐 啓詳
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2018 年 21 巻 6 号 p. 721-728

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抄録

集中治療室常駐薬剤師(以下,常駐薬剤師)による薬物療法適正化への寄与およびプロトコルに基づく処方支援による医師負担軽減の効果について調査した。2015年4月〜2016年3月の1年間の薬学的介入による薬物療法適正化およびプロトコルに基づく処方支援の現状を調査するとともに,処方支援による医師負担軽減について医師にアンケートを行った。常駐薬剤師は,患者状態に応じた投与量の適正化や副作用の発現や重篤化回避などの薬学的介入により薬物療法適正化に寄与しており,能動的介入の95.4%(454件)が受諾され,これらすべてについて,プロトコルに基づき代行オーダーを行っていた。また,アンケートを行った医師全員が常駐薬剤師による代行オーダーが医師負担軽減に非常に有用であると回答した。常駐薬剤師は,積極的な薬学的介入により,薬物療法適正化に寄与しており,プロトコルに基づき処方支援を行うことで医師負担軽減にも寄与していた。

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© 2018 日本臨床救急医学会
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