日本臨床救急医学会雑誌
Online ISSN : 2187-9001
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原著
メインストレッチャー搬送中のマットレスの違いによる乗車者にかかる加速度と心理的負荷
尾黒 正子, 荻野 哲也, 道廣 陽介, 片山 美子, 掛橋 千賀子
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2022 年 25 巻 5 号 p. 816-826

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抄録

目的:メインストレッチャーで悪路を搬送中のマットレスの違いによる乗車者の加速度および心理的負荷を明らかにすることを目的とした。方法:健常成人10名を対象に,3種類のマットレスを用いて悪路を搬送し,加速度は半導体センサーで連続記録した。心理的負荷はVisual Analog Scaleとアンケートを用いて評価し,マットレスの違いによる差を検討した。 使用したマットレスは,A:現在救急隊員が使用しているポリウレタンマットレス「a」(「a のみ」),B:「a」の上に衝撃吸収マット「b」を敷いたもの(「a+b」),C:「a」の上に微細発泡ビーズ入りのマット「c」を敷いたもの(「a+c」)であった。マット「c」は空気吸引により固化し,身体を固定する。結果:BはA,Cよりも加速度が低く,心理的負荷では不安・緊張が低い傾向であった。結論:衝撃吸収マットを選択することで,メインストレッチャー搬送を改善することができることが示唆された。

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© 2022 日本臨床救急医学会
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