2022 年 25 巻 6 号 p. 923-929
目的:コロナ禍における事後検証会開催の工夫について報告する。方法:e-learningシステムを用いた事後検証会の導入前後,およびコロナ禍における事後検証会開催方法について,参加者にアンケート調査を行い,各々の開催方法による満足度を調査した。結果:128件の回答を得た。e-learningシステム導入前の対面式では40.9%が満足・どちらかといえば満足と回答,対面式+ビデオ視聴形式では64.5%が満足・どちらかといえば満足と回答,完全web形式(メーリング討議)では56.3%が満足・どちらかといえば満足と回答した。結論:それぞれの開催形式にはメリット・デメリットがあるが,対面式+ビデオ視聴形式のハイブリッド開催は事後検証会の活発な討議に有効であると考えられる。