日本臨床救急医学会雑誌
Online ISSN : 2187-9001
Print ISSN : 1345-0581
ISSN-L : 1345-0581
原著
急性・重症患者看護専門看護師が実践する代理意思決定を担う患者家族への支援内容
―KH Coderを活用したテキストマイニングからの解析―
樅山 定美五味 志津子野崎 裕之吉田 和樹五味 朝樹
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2024 年 27 巻 6 号 p. 730-737

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抄録

目的:急性・重症患者看護専門看護師が代理意思決定を担う家族に対して行っている支援内容を明らかにすることを目的とする。方法:急性・重症患者看護専門看護師15名を対象に半構造化面接を行い,得られた逐語録データからKH Coderによるテキストマイニング法を用いて頻出語の抽出,階層的クラスター分析,共起ネットワーク分析を実施した。結果:25 回以上登場した語句を用いて分析した結果,10個の階層および9個のサブグラフに分類された。これらをさらにグループ化した結果,【コミュニケーションの橋渡し】【情報の共有と連携】【情報収集と意思決定の促し】の3つのカテゴリーを生成することができた。結論:急性・重症患者看護専門看護師は,代理意思決定を行う家族に対して多角的な支援を行っていたが,とくに医師と家族との仲介役となり,家族の理解を確認しながら,家族が適切な情報や認識をもとにして意思決定できるよう促していた。

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© 2024 日本臨床救急医学会
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