2006 年 9 巻 6 号 p. 423-427
ショックパンツのゲージ圧は様々な要因により変化することが予想される。そこでLSPショックパンツTM(以下,LSP)コーケンMid-MASTTM(以下,MAST)を用いて,現場で想定される体位変換(ログリフトやログロール)及び被装着者の体重が,ゲージ圧に与える影響について調査した。今回実施したすべての体位変換にゲージ圧の著しい低下を認め,また,被装着者の体重が大きいほうが影響を受けやすいことが明らかになった。ショックパンツ装着後において体位変換を実施する場合は,ゲージ圧の変化やそれに伴う循環動態の悪化に注意しなければならない。