日本エンドオブライフケア学会誌
Online ISSN : 2758-3570
Print ISSN : 2433-2763

この記事には本公開記事があります。本公開記事を参照してください。
引用する場合も本公開記事を引用してください。

慢性閉塞性肺疾患患者の終末期における訪問看護師の支援のプロセス—プロセスに生じるパターンによって変化する支援の様相—
梅津 千香子
著者情報
ジャーナル フリー 早期公開

論文ID: 090106

この記事には本公開記事があります。
詳細
抄録

目的】 COPD患者の終末期における訪問看護師の支援のプロセスに生じるパターンを把握し,パターンによって変化する支援の様相を明らかにする.

方法】 関東圏内の訪問看護師を対象として,グラウンデッド・セオリー・アプローチStrauss & Corbin(1990/1999)を用いて分析した.

結果】 COPD患者の終末期における訪問看護師の支援のプロセスは,訪問看護師の捉えたCOPD療養者の特徴的な状態に応じて,穏やかな終焉,急激な転帰,病状認識の乖離,増強する孤独感という4つのパターンに分類された.これらのパターンは,予後予測の困難さ,呼吸困難のコントロールの難しさ,差し迫る死の認識,直ぐに対応できる介護力などの影響を受けていた.

結論】 COPD患者の終末期における訪問看護師の支援のプロセスは,患者に残された時間を見積り,生きるために必要な意志を尊重して,生きようとする力を支えつつも,死に向かう覚悟を形成していくプロセスであった.

著者関連情報
© 2024 一般社団法人日本エンドオブライフケア学会
feedback
Top